前にも書いたと思いますが、デュエマ原作では、ガルドはデュエルタスターを守るために作られたとあっさり言われてますが、、それってなんか物凄く重大なことじゃない!?
そもそも「作られた」ってどういう意味!?
そしてデュエルタスターを守るためになぜああいった、何世紀にもわたって虐げられなくてはいけない機関が必要なわけ!?
といろいろ疑問が出てくるのですよ。そして疑問の数だけ妄想も広がる
さらに九巻のおまけでもう…っ妄想が止まらないじゃあありませんかっ!
てことで突発的ザキラ様誕生妄想。
彼らは喜んだ。最高の「Z」ができたと。
人口子宮という名の円筒型のポッド。そこに浮かぶ細胞の塊。
…ただの細胞の塊ではない。それは今までで最高の「Z」になるであろう細胞の塊だった。
その数8体。最終的には一人に残るはずだ。
ガルドの人選は様々だ。マトモなものでは志願か、スカウト。元の名を失い、デュエリストとしては活躍はできなくはなるがそれだけの実力を認められる。また、マトモな方法ではないことがあるにしろ、さらにデュエルの腕を上げる機会が増えるため入る人がいる。また事情により、行き場をなくしてガルドに入る者もいる。
しかしマトモな方法をとらない場合もある。Zに在席する者の方針や性格などにもよると、拉致や脅迫などで強制的に入らせられたりすることもある。
そして、時々「外部」からの干渉がある。人体の改造、UFOによる移動手段、超能力…。それらの方法が「外部」から渡され、ガルドで活躍していた。
外部から入るのはそういった超科学力や超自然力だけではない。
時々「外部」の息のかかった人間もガルドに入った。
今回ガルドに入れる人間は特別だ。
彼女らは8個の人工子宮をみて口を歪めた。
これならば覚醒するカードとデュエルタスターの証をひとつにまとめてくれるだろう。そして、神が地上に降り立つ布石になれるだろう。
彼らはその生物に高い頭脳をプログラミングした。
美しい顔と逞しい体になるよう設計した。
生物の成長は人工的に行われた。ある程度伸ばせばしばらく成長を休ませ、その間に脳を刺激して知識を蓄えさせる。おかげで生物はいきなり成長しては止まるということをくりかえすという奇妙な成長を見せた。
一ヶ月で生物が人の形になったときには既に人間の大人ほどの頭脳ができていた。しかし、最高のデュエリストとしてはまだ早い。
それから半年後。8個の人工子宮の前にそれぞれカードの山が置かれた。
さあ、出ておいで。白衣を来た女はマイクを通して「それら」に言った。
その時人工子宮にヒビが入り、割れた。
中からヨロヨロと生まれて三年くらいと思われる人間の形をした生物が八体出てきた。
歩くという経験がない「それら」は、水の浮力がなくなりいきなりのしかかった重力にバランスを崩したように、それでも生まれたての仔牛のように歩んでいた。
8体全てが同じ容姿をしていた。
「さあ、目の前のカードの中からデッキを作って戦うのだ」白衣の女は命令した。
「それら」の行動は素早かった。
「それら」はカードに触るのは初めてだった。しかし脳に直接伝わるシミュレーションでかなりの訓練を受けている。それが実物のカードに変わっただけだ。
例え真のデュエルが発動しようとも既にそれぞれ知識として予測されていただけのことである。
十数秒で既に周りにはシールドが張られていた。数分後には周りは戦争があったような状態になり、生物の数は半減していた。
それを三回繰り返した。
土ぼこりと雪が舞い、壁や床、天井の一部は崩れ、鉄骨が見えていた。部屋の一部は大きく削がれ、外の氷山までも削っていた。周りには瓦礫と先ほどまで「生物」だった残骸が散らばっていた。
それらを失った壁から吹き込む雪が覆っていった。
素晴らしい。
どうにか残った監視カメラを見ながら地上の科学者たちは感嘆した。
万一の時を備え、「それら」の研究飼育は南極で行われた。その備えは正解だったようだ。彼らはここまで強大な真のデュエルを見たことがなかった。
吹雪の中、ドアが開いき、白衣の女が唯一の勝利者に近づいた。
「おめでとう。君はこれからガルドのナンバー100だ。さあ、来るのだ。」白衣の女に促されるままナンバー100は足を前に出した。
白衣の女の横に並んだとき、ナンバー100の耳に奇妙な音が飛び込んできた
「キチキチキチキチ………」
終わり。
やっぱり黒城くんはエロ妄想しまくれるのに対してザキラ様は設定妄想しまくれます。
ちなみに私のザキラ様妄想設定ではザキラ様は人造人間か、改造人間という二通りのものがあるのですが、ここでは人造人間ということにしました。
そして徹底的に人間扱いしないようにしました。